世紀の空売り王ジェシー・リバモア

世紀の空売り王ジェシー・リバモア

ジェシー・リバモアは、20世紀初頭のアメリカ合衆国で活躍した有名な投資家です。

彼の投資哲学やエピソードは、今でも多くの投資家にとって重要な教訓となっています。

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空売りとは

ジェシー・リバモアを語る上で外せないのが、「空売り」と呼ばれる投資手法です。

空売りとは、株式や債券、通貨などの金融商品を、持っていないにもかかわらず売却する手法です。

投資家がその商品の価格が下落することを期待して、先に売ってから後で買い戻すことで利益を得ることができますが、逆に価格が上昇した場合には、損失が発生することになります。

リバモアのエピソード

リバモアの最も有名なエピソードの一つは、1915年に行われた米国株式市場での大儲けです。

当時の株式市場は、第一次世界大戦前の繁栄期であり、リバモアは自分の予測に基づき、株価が下がることを予想して空売りを行っていました。

そして、彼の予想通りに株価が下がった際に、リバモアは大きな利益を得ることができました。

しかし、リバモアはその後も市場に強く関わり続け、時には大損失を出すこともありました。

その中でも、彼が一番苦しんだのが1929年の株式市場の暴落。

当時、リバモアは空売りにより大きな利益を得ていたものの、暴落が止まらずに彼のポジションはさらに拡大していきました。

しかし、結局市場が反転し、リバモアは大損失を出すこととなったのです。

大金持ちと破産を繰り返す

リバモアは、その生涯で4回の破産と不死鳥のような再起を繰り返しています。

破産して無一文になったとしても、そこからまた大金持ちに這い上がるというのは、尋常ではありません。

しかし逆に言えば、破産するに至る要因を克服できなければ、お金持ちになったところで意味がないということですね。

リバモアは市場の心理を読み取る能力に優れており、それが要因となって投資家として成功したように思われます。

一方で、損切りやリスク管理には疎い方だったのでしょう。そのため、1回の失敗が致命的となり、大きな財を築いていても破産に追い込まれています。

このエピソードから、投資においては稼ぐことよりも、損失を防ぐことの方が重要度が高いと言えるでしょう。

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